[00:00.00] 作词 : Royal Scandal[00:01.00] 作曲 : Royal Scandal[00:17:73]騒ぐ砂の海。眠る空の果実。[00:21:74]夜に消えた蜃気楼。絹の轍を征く。[00:25:81]そこに現れた、白い異国の美女。[00:29:81]"逃げるならこっちだよ"[00:31:69]アルフ・ライラ・ワ・ライラ。[00:34:86]君に巡逢[であ]えた夜のことは、まるで魔法みたい。[00:41:50]恋に堕ちた。[00:43:49]それだけでもう僕は、どんな呪文さえ効かない。[00:49:57]千夜に一夜の夢をみたいと、彼女はひとり逃亡[にげだ]した。[00:57:46]じゃあ、知らない世界を観に行こうか。[01:02:00]"僕を信じて"[01:05:80]見慣れない服、気になる靴に、彼女は少し微笑んだ。[01:13:66]君の自由[ねがい]ならば叶えてあげる。[01:18:23]リ・ドニア・ファウク。[01:19:64]このまま、ふたりきりで。[01:26:55]……だけど現実は、まるで囚われの身。[01:30:62]身分[うまれ]が違いすぎる。君は異国の令嬢。[01:34:56]権力[ちから]の無い者は、傍にさえいられない。[01:38:63]こんな僕じゃあダメだな。[01:40:44]アルフ・ライラ・ワ・ライラ。[01:43:82]ふと気がつけば午前0時。これは誰の影?[01:50:28]なぜか異国の帽子屋と兎が、僕を禁忌[ハラム]へと手招く。[01:58:47]彼女の自由[ねがい]叶えたいなら、向かう先はただひとつ。[02:06:29]その指輪が権力[ちから]をくれるという。[02:10:80]"俺を信じろ"[02:14:68]危険な旅路。荒れ狂う砂塵。命さえもわからない。[02:22:48]でも君のためなら何だっていいさ。[02:26:93]冷たい砂の上で孤独[ひとり]。[03:00:79]魔法の指輪が、僕の心を権力[サルタン]の獣に変える。[03:08:50]僕の憤怒[すべて]さえも呑み込んで咲く「アルカナの薔薇」。[03:16:85]「仮面の裏」に隠した野望、気付いていたはずなのに。[03:24:70]君の自由[ねがい]はもう叶えられない。[03:29:25]例え愛を失っても、また僕を信じて。[03:35:36]……君を愛してる。[03:49:55]そして僕は、ひとり恋をした。